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うつ病との関係について

 
実は、パニック障害とうつは、たいへん深い関係があるんですね。

パニック障害の症状が先に出る場合が多いですが、
中には、先にうつ病を発症している場合もあるようです。

パニック障害を発症すると、いつまたパニック発作が起きるかもしれないという
予期不安で、恐怖と不安を常に感じることになります。

また、かつて発作を起こした場所に行くと、
あの時のように発作が起きるんじゃないかという不安を感じるでしょう。

それに、エレベーターなどと言った逃げづらい空間や周りに多くの人がいる
広場などでは、ここで発作を起こしたらどうしようといった恐怖に駆られます。

これを広場恐怖といって、パニック障害では起こりがちな症状の一つです。

こういう状態に陥ると、学校や仕事に行くのも怖くなりますし、
家から出られなくなる人もいます。

そして、社会的に取り残されたような気持ちになり、
自信を失った状態になってしまい、うつの症状が出る場合があるのです。

このような症状をパニック性不安うつ病と言うのです。

パニック障害からパニック性不安うつ病を発症する人はかなりの数に上るでしょう。

パニック障害は早期治療した方が良いというのは、
このようなうつ症状が現れる前に治療をする方がいいということです。

一人で悩んでいると症状が進んでしまう場合もありますから、
早めに受診するようにしてください。