パニック障害について
パニック障害の症状とはどのようなか?
普通ならパニックになるには何かのきっかけというものがあるのですが、
この「パニック障害」にはきっかけがありません。
ある日突然、何の前ぶれもなく、動悸が激しくなる、呼吸困難、
吐き気などの体調の不良が起こります。
しかも、同様の不調が何度も繰り返し起きるようになるでしょう。
このような不調を「パニック発作」といい、短い場合は5分程度、
長い場合には20分ほどで治まることが多いです。
パニック発作を繰り返していると、また起こるかもしれないという不安に陥ります。
このような不安感を「予期不安」と言い、パニック障害の症状が良くなってきても、
予期不安に悩まされる人もいるようです。
また、パニック発作を以前に起こした場所、ここで発作が起きたら大変だと
不安を持つようなところに恐怖を感じることを「広場恐怖」といいます。
この状態が悪化すると、出かけることが怖くなったり、
仕事や学校へ行きたくなくなることもあります。
100人に1人の割合でパニック障害にかかるといわれているので、
それほど珍しい病気ではありません。
早期に治療をすることにより、回復しやすくなりますから、
このような症状がある人は、すぐに医師に相談するようにしてください。